いくつもいくつも
ミツローの原形室にいくと
同じような形をしたものが 箱の中いっぱいにいくつも並んでいます
ひとつの納得のいく形をつくるまでに
何度も同じような形をつくり出します
その形は似ているようで ひとつとして同じものはなく
繊細さが引き立つものから アンバランスさが美しいもの
時には いい形なのに寸足らず・・・なんてこともあります
こうして たくさんの中から選ばれた形は
金属になり 加工され
磨きを入れて
きれいな光を放つ ジュエリーになるのです
始めから決めてある形をつくりだすのではなく
自然に生まれるミツローの表情や形から
次なる形へとデザインしていく
これがミツローを原型に使う醍醐味なのです
2010.7.8
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