磨きをいれる~光を生みだす~

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この写真の作品は 仕上がりの手前

金属部分の光 すなわち「磨き」の作業をする前のものです。

金属に光を効果的に入れて

作品に表情を出していく作業を「磨きを入れる」といいます。

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たとえば 作品の縁を光らせると 立体感が出ます。

また 光らせると同時に 形の縁に円みを出したり

面をなめらかにします。

すると指で触った時の ひっかかりや尖った感じを受けなくなります。

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つぎに 蜜蝋を引いてできた線「ひきめ」に表情を出していきます。

ひきめは凹凸の線が無数に並んでいるのが特徴です。

どの線の山を光らせ 光を抑える部分はどこにするか

絵を描くように

光の強さ 弱さ 中間のトーンなどを考えながら入れていきます。

 

この 光の強弱や繊細なトーンを出すために

磨きの作業は硬鉄の 「ヘラ」を使って手作業で行います。

磨く機械もありますが 微妙な表情は手作業でなければ

出すことができないのです。

 

また 作品を身につけた時の見え方や

色々な角度から見たときの光の具合なども

考えながら磨いていきます。

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こうして 作品の特徴や表情を最大限に引き出して

ひとつひとつ手作業で磨いていくことにより

立体感が際立った 美しい作品が出来上がります。

 

2010.1.16


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